こっそり狂言師

あまり狂言と関係ない記事ばかり書いてます。

注連753

この間の土曜日に子供の七五三にいきました。
節句のときと同じ、太田の呑龍さんです。
まだ11月15日には日があるためか、また朝一番だったためか人はそれほどおらず。
でも前の節句のときもやってた関東菊花大会がやってたため、わりとにぎわっていました。
画像は以前の写真です。
イメージ 1
なかなか立派ですよね。
徳川家康が自分の祖先が新田家の流れの得川家だとしているので、ここにこんなに立派なお寺をたてたそうです。
だから寺のあちこちに徳川家の三つ葉葵の紋と、新田家の一つ引きの紋がちらほらと。
内陣の装飾も関東らしく派手ですが、りっぱな太い柱や梁など、ずいぶんと手がかかってるなーといつも思ってます。
開基の僧・呑龍上人は捨て子などを弟子という名目で寺でかくまい育てたことから子育て呑龍として、近隣の子をもつ家庭から厚く信仰されています。
というのもありますが、なにしろ朝から夕方まで毎日1時間おきに子供のための祈祷をやってくれるということで、開始30分前までに受付すればいつでもすぐに祈祷してもらえその場で御札がもらえるという、とってもコンビニエンスなお寺なのです。
いそがしい現代家庭にはうってつけだと思います。
ということでいつも子供関連の時期にはにぎわっていますし、正月の初参りのときもものすごい人出だということですが、さて参道は。
イメージ 2
イメージ 3
とまあこんな感じの超レトロな土産もの屋が数件立ち並ぶのみ。
しかも太鼓とかだるまとか煎餅とか、いまどきの子供がほしがりそうもないものが並び、おばあちゃんが近所の人とだべりながら店番するという空間。
一番入り口に近い店は名物(と称している)太田やきそばや色々がんばって売り込んでいますが、他の店は時代の取り残されたまま、このまま消滅を待っているかのような。
2枚目の店はとうとう最近たたんでしまったようです。
一番コアな雰囲気だったのにね。
いつもここの状況が気になるので、呑龍さんへいったときはついつい通ってしまいます。